印章彫刻の店 湯沢のはんこや

有限会社モトハシ印舗

〒012-0825 秋田県湯沢市北荒町2-4 TEL 0183-73-2649 FAX 0183-72-0756 E-mail hisa@yutopia.or.jp

彫刻師紹介

私共「はんこや」にとりまして一番大事な事は「嘘」をつかないと言う事です。
印章は唯単に書類に朱色の赤い印(しるし)があればそれで事足りると言う物ではありません。「だれが」と「だれか」が区別を付ける為にその人物の確認の為の印鑑が必要なのです。
現在の印章制度では既製品でも印鑑登録ができてしまう市町村が多く見受けられます。印鑑登録はこの区別を付ける一番大事な行為にも関わらず、現在では百均の「はんこ」でも平気で受け付けます。
しかし、百均の「はんこ」は全国どこに行っても同じ物が売られており、同姓同名の人が同じ市町村に居たとしても印鑑登録上では区別を付けるのが難しいのです。

 

他にも存在する「はんこ」を平気で持っていると言う事は大切な財産と権利を守るはずの制度を自ら危うくしている事です。
役所が例え受け付けても、事件・事故があった場合は本人の責任となります。

 

私共「はんこや」は御注文を受けた時同じ物を作らないと言う当たり前の事を行っています。現在、3Dプリンターが多くのIT機器によって簡単に同じ物が出来る時代だからこそ、例え機械で荒彫りをしようとも必ず仕上げに刀を入れ文字が一番美しく調和がとれて居る様に調整致します。
「ふち」の太い細いの調整は元より、文字のバランス、全体のバランスを見て製作します。最後に印面をもう一度砥石で平らにし、印材によっては天然の油を塗付します。
この様に幾多の行程を経て、「はんこ」が出来上がります。
この当たり前の過程を通販の「ロボットはんこ」は、コンピューターに収められた画一的な味気のないフォント文字で一気に、さも合い鍵でも作る様に削り出し、削りカスをバイトのおばちゃんがハブラシで取り除いて完成となります。
小売価格の高低に関わらず削り出しをすると言う事は時間とあらゆるコストには有利なロボットですが、そこには「印章」としての品格も文化も何もかも失われます。
この様な事が多くの通販・ネット販売で行われていますが、私共は「ロボットはんこ」とは明らかに別な当たり前の行程を経て製作された極普通な「はんこ」を大切に守って行きたいと思います。それがこだわりであり、これからもお客様にも「嘘」のない「印章」をお手渡す事だと思っております。
御自分の姓名が入ったオンリーワンを大切にしていただきたいと思います。

 

有限会社モトハシ印舗 本橋 久

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